入れ歯だより

2015年2月 8日 日曜日

自分に合う入れ歯とは



人は年齢により、歯に対する認識もずいぶん違うようです。それと同様に入れ歯に対しても変化します。本来の医療として歯は無くした方への技術提供が、インプラントなのか義歯なのか、業界としてのコンセンサスが得られておりませんので、皆さんも様々な手法の中で自分にいちばん合った治療を選ばれ、その利点、欠点を体感され、自身の咬む事、食べることへのより快適を目指していただけたらと思います。
ステージ(一般的な経過)
1. 第一大臼歯が抜けて、ブリッジかインプラント、あるいは義歯。この場合大体ブリッジにするケースが多い。
2. ブリッジの第二大臼歯が抜歯となり、奥2本が無い状態となり、はじめて入れ歯にするか、入れ歯の違和感とバネの見える事で外したままの状態。反対側で咬めるのでそのままの状態。
3. 外したままの入れ歯の場所へ、入れ歯の咬む相手の歯が伸びてくる。
4. 入れ歯の無い状態の筋肉の力により、無い側の第二小臼歯の位置が狂って動き出す。
5. 左右の咬み合わせが大きく変化するので、筋肉の強い咬む力に負けた歯が抜けたり動揺しだす。
6. バランスを整える事がされないと、やがて歯は筋肉の力によって全て無くなる。(咬み合う相手の歯を持たなくなる)
気付いた時に少しでも自分の歯を長持ちさせたいと思われ、快適な食生活を過ごされたいのなら、自分に合った入れ歯を、人生の友として受け入れられる事を提案します。


 
年代別の入れ歯

 若年者

イメージがピンクを嫌われますので、クリアーな材質で、バネも見えにくい状態にします。全て金属で作って接着してしまえば、入れ歯の感覚は無くなります。

30代

入れ歯という響きに対する本人のイメージを無くす為、前歯は歯のみとしてバネは目立たぬ様な技法とします。

40代

いわゆるアゴ付きというイメージを無くす様に薄い金属でバネを見えにくくします。

50代

自身の歯を守り、咬み合わせのバランスのとれた入れ歯で、なるべく歯が抜けない事を考えます。

60代

快適な入れ歯生活のためには、バネや大きさなどを安定した材料を使った義歯を作ります。

70代

下アゴの歯が無くなると、入れ歯の不安定さが増し、入れ歯の痛みなどで、食生活が不快なものとなる可能性があります。何としても、下の犬歯は残せる入れ歯としましょう。

80代

健康であれば、70代と同様ですが、体力的、精神的な弱さを感じるようであれば、人生の最後までつきあってくれる入れ歯を作りましょう。

90代

長年使って見えた入れ歯は、本人の体の一部となっております。不具合を少し修理して、なるべくそのまま使いつづけましょう。

100代

入れ歯なしで、生活できるのなら、それも良しです。

投稿者 京極歯科 | 記事URL

2015年2月 8日 日曜日

入れ歯への さらなる想い

快適な入れ歯を手に入れることで、今までの生活がきっと素敵なものに変わります。



 
入れ歯は失った歯の代わりとなる完全オーダーメイドの立派な人工臓器です。
快適な入れ歯を手に入れて、若さと笑顔を取り戻し・家族と同じものを食べ・楽しい食生活をエンジョイしましょう。入れ歯治療はアンチエイジングの最先端治療といえます。いつまでも快適な入れ歯生活で、健康でありつづけませんか?美しくみえる入れ歯で、おいしく、楽しく食事をしましょう。一日も早く噛める入れ歯をつくられることを、お勧めします。快適な入れ歯により、その全ての入り口であるお口が健康であることは、体全身の肉体的・精神的健康を促します。

入れ歯ってありがたいものなのです。
クオリティーオブライフ(質の高い充実した健康な生活のために) 

入れ歯はお年寄りがするものだとイメージを持たれている方が多いと思います。しかしもし前歯がない状態のまま何もしなければ、そのほうが年寄りに見えてしまいます。入れ歯を入れてちゃんと対応することで、「若さ」を取り戻すことができます。
最初に入れ歯を検討される際に敬遠されるのは理由として、入れた際に違和感があると主されている方が多いと思います。しかし慣れれば当初思っていたよりも違和感はなく、むしろ慣れてくると入れ歯がないほうが違和感を感じられる方もいらっしゃるほどです。
例えば目が悪い人がメガネをかけることと似ています。メガネをかけなくても特に不便な事はありませんが、メガネをかけはじめると物がよく見えるようになり、快適な生活を送ることができます。

このことと入れ歯はとても似ています。入れ歯を入れ始めるとよくものを噛めるようになり、入れ歯がとても便利なものだとご実感いただけることがあります。



入れ歯を使われている方で多い悩みとして
入れ歯が痛い/外れやすい/ちゃんと噛めない
以上がよくあげられます。
せっかく入れ歯を入れているにもかかわらず、うまく機能していないのは大変問題です。また常に上記のような違和感を感じていれば、患者さん自身にとってもストレスがたまります。更にせっかくおいしい料理を食べているにもかかわらず食事を楽しめないのは、本当に辛いことだと思います。
入れ歯からくるストレスでいらいらしたり、笑顔が少なくなったという話も聞きますが「入れ歯=痛い・外れやすい・ちゃんと噛めないもの」ではありません。きちんと原因を追求し解決することで、快適な生活を取り戻してほしいと考えています。

投稿者 京極歯科 | 記事URL