入れ歯だより

2015年1月17日 土曜日

入れ歯に関する質問について

入れ歯 Q&A

 保険適用のものと適用外のものとでは、どう違うのですか?

様々な違いがあります。
保険が適用される入れ歯や義歯はプラスチック製のため、
メリット:治療費が安い/修理がしやすい
デメリット:分厚い/汚れやすい/壊れやすい
などのデメリットもあります。保険が適用されない入れ歯や義歯に関しては、
メリット:丈夫/よく噛める/違和感がない
デメリット:精密な検査設計が必要/高価な素材を作るため割高
上記の特徴が挙げられます。

保険が適用されない入れ歯には、どんなものがありますか?

金属床義歯/チタン床義歯/アタッチメント義歯など多種多様なものがあります。
メイン部分を金属にすることで、プラスチックの義歯よりも薄く丈夫になります。また薄いため違和感が少なくなります。さらに、アタッチメント義歯は、通常入れ歯に必要な留め金がないので、入れ歯と気づかれにくいという利点があります。

入れ歯は大丈夫で金属アレルギーでも、金属を使ったすか?

材料として使用されているチタンは、人体との相性がいい金属でアレルギーの方でも安全に使用されている事もあります。事前に一度お問い合わせ下さい。

寝る時には入れ歯は外したほうがいいですか?

寝るときに外すことも外さないことも、どちらも長所と短所があります。
外す場合は歯ぐきを休ませることができいいですが、その反面朝入れるとしばらくは違和感が残り、なかなか慣れない方もいらっしゃいます。そして外さない場合はそうした違和感はなくなりますが、寝ている間に自然と入れ歯が外れて危険な場合もあります。そのため患者さん毎にアドバイスさせて頂きますので、ご相談下さい。

部分入れ歯ではバネをかけている歯が悪くなっていき、最終的には全ての歯がダメになってしまいますか?

残っている歯への負担はかかりますが、患者さんに合った設計の入れ歯だと長期間利用頂くことができます。
もし入れ歯を使っていて痛みがあったりぐらつきがあるにも関わらず、我慢して使用し続けていると、バネを引っ掛けている歯への負担が大きくなり、歯にダメージを与えてしまうことになります。そのため少しでも違和感があればすぐにご相談下さい。また患者さんが気づかれていない問題が起きている場合もあるため、定期的にチェックにご来院下さい。

入れ歯を入れると話しにくくなったりしませんか?

入れ歯に慣れれば問題ありません。
入れ歯を初めて装着される方は慣れるまでしばらくは、話すことだけでなく食べる際も違和感があるかと思います。しかし一般的には1ヶ月ほどで慣れてくるため、慣れれば特に違和感もなく普通に生活して頂けます。むしろ慣れた方からすると、入れ歯がないと話しにくいと言われる方もいらっしゃいます。


入れ歯を入れると食事が美味しくなくなりますか?

ご自身の歯に比べると違和感は残りますが、慣れれば違和感も少なくなります。また違和感の少ない入れ歯もございます。
ご自身の歯に比べると違和感はありますが、噛める歯がなければよりより食事が楽しめないと思います。慣れてくるとそれほど気にならない方もいらっしゃいますし、違和感が少ない入れ歯などもありますので、患者さんの入れ歯に対するご要望をお話頂ければ、最適な入れ歯をご提案いたします。


入れ歯とブリッジの違いとそれぞれのメリットを教えて下さい。

入れ歯は歯がなくなってしまった方や残っている歯を削る必要はありません。ブリッジは残っている歯を削りますが見た目が自然になります。
入れ歯は歯を削らなくても装着出来ますが、ピンクの床が付いているため違和感や見た目の自然さに欠けます。一方でブリッジは見た目は自然で違和感は少ないですが、健康な歯にバネを欠けて支えるため、歯を削ってバネが欠けられるように剃る必要があります。また歯が残っていない方は選択できかねる場合もあります。ご自身がどちらの入れ歯に向いているかお悩みでしたら、一度お口の状態をチェックし、また患者さんの要望を聞いた上で、どちらがいいか提案させて頂きます。

入れ歯はどのように洗浄したらいいですか?

出来れば毎食後すすぎ洗いやブラシを使って洗浄します。また就寝時には細菌を除去するために入れ歯洗浄剤の使用もお勧めします。
毎日こまめに洗浄をすることで、汚れが落ちにくくならないように予防できます。その際は研磨してしまう恐れもあるため歯磨き粉ではなく、中性の洗剤を使われたほうがいいかと思います。


入れ歯は作成してからどのくらいもちますか?

個人差がありますが、一般的な目安としては3~5年ほどです。
患者さんの状態や利用方法及び頻度等によっても異なります。例えばブリッジをされている方だと、バネを引っ掛けている歯に問題が生じれば、新しく入れ歯を作り変える必要があります。その他途中で入れ歯がぐらついたり合わなくなったりすると、メンテナンスが必要になります。入れ歯の状態などについては担当の歯科医師としっかり相談し、管理方法もアドバイスしてもらうことで、入れ歯を長く使っていく上では大切なことです。


保険を利用して入れ歯を作った場合、すぐに新しい入れ歯を作れますか?

基本的には保険で一度入れ歯を作ると、6ヶ月立たないと保険を使って新しい入れ歯は作れません。
ただし自費で作成する場合は問題ありませんし、また作成した入れ歯が上の入れ歯で、下の入れ歯に関しては新しく作る、または6ヶ月か経過している場合は保険が適用されます。
また入れ歯を作った際とお口の状況が変わって入れ歯を作り変える必要がある場合は、保険が適用されることもあります。
判断が難しい場合は、一度ご相談下さい。


投稿者 京極歯科

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